枯れてなお放つ光よ ∑d(ﾟ∀ﾟd)-Bellevue Garden

今回は、前回の写真ではあいまいさを追求し、意味不明だった出来上がりの2作品をここぞとばかりにご紹介。

枯れ葉ーバリウム（枯れハーバリウム）。Herbarium43？でしょうか。（そこは曖昧）

写真に視線を戻してみましょう。アンバー色に輝く物体、それは枯れ葉🍂。

有終の美を経て木々から落葉した英雄たち。落下後もそこには美しさを見つける事ができました。

そこでわたしは、枯れ葉たちを集め、エタノール漬けにして密封して~~暫くその存在を忘れていたのです。~~

暫くの意図的な放置実験の後、色の抜けた葉や、葉脈を残した葉など、美しさを増した枯れ葉たちがそこにはいました。

誰が枯れ葉でハーバリウムを作ってはならないという法律を作ったというのですか！！（憤怒）いや誰も作ってない。

乾かした枯れ葉たちは「ハーバリウムになりたい」と言っている。そんな気がしました。

わたしは、枯れ葉たちの美しさを伝えたくて、迷う事なくハーバリウム化プロジェクトをスタートさせました。

光を透かすことで伝わることでしょう。枯れ葉って、こんなに綺麗だったの……そう惚れ直すことでしょう。惚れ直さざるを得ないというか。たかが枯れ葉、されど枯れ葉。

芸術はどこにでも落ちているのですね。ああ、泣けてくる…（大袈裟）

枯れ葉だけのボトルもそれはそれで面白いと思ったんです。でも、この緑色のバーゼリアは枯れ葉との相性が合うと直感がそう伝えてきたのです。枯れてもなお光を放つ枯れ葉と、【生】を感じさせるバーゼリアの緑。

全体的にはこんな感じです。白っぽく色が抜けた葉は下の方に。グラデーーショーーーン。をイメージした訳ではありません。（ないんかい）

くどい程、今までも書いてきましたが、枯れ葉をこの形のボトルに入れ込むのは難儀しました。以前ポテトチップスで表現しましたが、カピカピの劇薄ポテチ的枯れ葉をボトル自体をクルクル回しながら、そして~~ポテチ~~枯れ葉をそおおおおおっとゆっくり折り曲げながら1枚1枚入れていくのです。1枚入れるごとに寿命が30年くらい縮みました。

6枚以上枯れ葉は入っている筈なので、わたしもう死んでますね。

下の方の白い落ち葉にももっと注目してみましょう。もとは薄い茶色だったと思います。透け感はどうでしょう。

最近ファッション業界で透け感という言葉が流行っている様子ですが、ちょっとよく意味がわかりません。＜透け感をぷらす❤︎＞とか。

しかし葉っぱの透け感は、文字の如くなので、全国共通用語として理解していただけると思います。

白い葉の透け感は、茶色い葉とはまた少し違う魅力があると感じませんか？

撮影中に光がじわじわと被写体に当たってくると、心の中でガッツポーズ。枯れ葉ーバリウムの明るい様子はご覧の通り。これ、家に置いていたら相当コアなセンスを持っている人だとわたしが客だったら思いますね。（どこで買ったんやろ……）と思うかもしれません。そうです、それがBellevue Gardenのコンセプト。ちょっと（だいぶ？）変わったハーバリウムを作りやがる。

さて。こちらは枯れ葉ーバリウムと同時期に作成されたパープリウム。なんでもリウムつけるでない。

テーマはムラサキにしたかったのです。紫の千日紅から始まって、薄紫の蕾のついたリンフラワーでベースを作って。そこに我らが愛してやまないプルプレアの紫の葉も入れて、両サイドに紫がかったユーカリの葉を…

と思ったら、左のユーカリ、オイルを注いだらベルベットのような色にかわりました。

まあそれはそれで嬉しい変化かな。全てポジティブに受け止める。

小さなリンフラワーも、蕾が散在するようにある程度工夫しました。まあ、どちらかというと枯れ葉ーバリウムよりも、こちらの方がオーソドックスにかわいらしいハーバリウムに仕上がったのかも知れません。

いや、本当に市場に出回っているものはもっともっと幻想的で煌びやかなのですが、Bellevue Gardenったら。枯れ葉使ってる場合じゃないわよ！ってお叱りを受けそうですわね、まあいいや。いいんかい。いいんです。

パープリウム感、伝わるでしょうか。突如としてのベルベット登場には腰を抜かしましたが、落ち着いた紅色なのでこうして眺めていると良い色に変色してくれたと褒めて遣わすぞ。と言ってあげたいです。

余談ですが、わたしは時代劇（大河含む）がとても好きで、時代小説なども好きでたまりません。今回の大河のてんやわんやはキャストの方々の気持ちを思うと複雑な気持ちになりますが、その分ブーストかけて近年で1番良いできの作品ができるのではないかと期待しています。麒麟がくる。乞うご期待。（麒麟がくるの何なんだ、わたしは）